お肉で人を元気にするブログ

内藤精肉店が、お肉のおいしい情報をお伝えします。

内藤精肉店の『清潔さ』への取り組み2(閉店前から終業まで)

前回のブログでは、『内藤精肉店の『清潔さ』への取り組み1(開店まで)』をお伝えしました。
今回はその続き、閉店前から終業までの内藤精肉店の清潔さへの取り組みをご紹介させていただきます。

図でご説明すると、このようなスケジュールです。


では、後編、「内藤精肉店の『清潔さ』への取り組み2(閉店前から終業まで)」をお読みください。
(今回もありのままをレポートします!)

閉店前の清掃

PM 4:30

お肉を加工する業務の終了時刻です。
お店は営業中なのでお客様対応は続きますが、加工作業はいったん終わりにします。

加工が終わってお片付け。
残ったお肉を真空加工したりなど、諸々の作業をします。

清掃もお片づけの1つ、です。

店内の掃除を開始します。
終業時刻の7時半まで清掃します。

掃除当番はありません。
閉店前の掃除専門のパートさんとその日16時半以降にいるスタッフと、みんなで清掃します。
人数は大体いつも4〜5名です。

床、壁、排水溝などをきれいにしていきます。
掃除する場所に合わせて清掃方法、道具、洗剤を選んでいます。
お湯、オゾン水、家庭用食器洗い洗剤、ミクロ分解洗浄液、などを使います。



デッキブラシで、オゾン水をかけてブラッシング。
擦り洗いします。

オゾン水は除菌消臭効果があり、当店ではホルモンを洗うのにも使っています。
(ぜひホルモンブログもお読みください。)
ホルモン用とは別に掃除用のオゾン水の蛇口があるので、そちらを利用します。



散水ブラシ(=ホースに繋いで水が出るブラシ)を使って、オゾン水をかけながらブラッシングします。
しっかりと汚れを流し落とします。

ショーケース、冷蔵庫

週に1回、現在は土曜日に、中に入っているもの全てを外に出して洗います。

洗剤(家庭用の食器洗い洗剤)で洗い、水で洗剤を流し、最後にホルモンを洗うのにも使っているオゾン水かけ流します。

ショーケースは棚の下部分の板を外し、板の下の細々したところまで洗います。
Facebookでショーケースを洗浄している動画を公開しているので、ごらん下さい。

店舗側のガラス製のスライド扉も外して洗います。
その様子も動画でごらん下さい。

作業台、対面カウンター

お肉を切ったりパック詰めする作業台や対面カウンターなど、水を直接ジャージャーとかけて洗うことができないところにはミクロ分解洗浄液を使って拭きます。
はかりの下など見えない部分も丁寧に拭きます。


道具類

包丁・まな板などの道具類を洗います。

包丁はスポンジを使ってお湯で洗い、オゾン水をかけ、殺菌庫で保管し、紫外線殺菌処理をします。

まな板は、お湯で洗ったあと食器用洗剤で洗い、30分漂白し、オゾン水をかけ、殺菌庫で保管し、紫外線殺菌処理をします。
殺菌庫に入らない大きさのまな板は漂白した後たてかけ、夜中に天井のスプリンクラーから噴霧されるオゾン水で除菌消臭します。

惣菜室

HACCP(ハサップ)に則り、直接お肉が触れる機械、まな板、スライサーといった調理器具などは、一番最初に使う作業者が使用前にアルコールで除菌消臭します。

また、その後使うことがない道具は随時洗い、所定の位置に片付けます。
油分が着いているものはお湯や熱いタオルで油分を落としてからミクロ分解洗浄液で拭きます。

惣菜室

惣菜作りに使用するフライヤーの油を週に1回交換します。
その際フライヤーも隅々まで掃除します。


PM 6:30

閉店。
すべてのお客様がお帰りになられたら、全員で片付け・清掃します。
ラストスパートです。

PM 7:30

終業。
お疲れ様でした!

一日に計21時間超の清掃

出勤するスタッフの人数は曜日によって違います。
たいてい加工場4-5名、惣菜室2-3名、店頭2-3名が出勤しており、店頭と加工場など重複して働いているスタッフもいて、シフトも様々なため、清掃に携わる人数は日々異なります。

ですので正確に算出するのは難しいのですが、加工作業終了後の16:30から終業19:30までの3時間、5名が清掃していると仮定すると、計15時間、清掃している計算になります。

開店前清掃の6.5時間と合わせると、1日でざっと21.5時間清掃していることがわかりました。
スタッフの私でさえ驚きの数字になりました。


とことん清潔に向きあっていきます

前回、今回と内藤精肉店の清潔への取り組みについてお伝えしました。
ちょっとやり過ぎでは?と思われたかもしれません。
ただ私たちは、お客様においしいお肉、おいしいお惣菜を安心してお召し上がりいただいという思いで、他の作業と同様に、清掃にも取り組んでいます。

おかげさまで先日、令和3年度「食品衛生事業功労者厚生労働大臣表彰」にノミネートされました。

既に食品衛生優良施設として愛知県知事表彰を頂いておりますが、私たちの取り組みが再びこのように認められたことを、とても嬉しく、誇りに感じています。

「口に入るものをお届けする責任を5S(「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「習慣」)で体現する」と公言する社長とともに、これからも真摯に『清潔さ』を守って、たくさんのおいしい!をお届けしたいです。

ちょっと固くなってしまいましたが、ぜひお気軽にご来店くださいませ。


投稿者